夜ー闇に隠された瞳の奥ー
「…………ふぁ」
眠い。
もうそれしか言うことない。
と、その時。
背後から気配がした。
「っ!」
鉄パイプらしきものが私の頭目掛けて降りてきて、間一髪のところで避ける。
慌てて後ろを向く。
そこには紫色の髪をした、気持ちの悪い笑みを浮かべた男がいた。
「………よぉ、新入りさん?」
誰だ?
「誰だお前」
低い声をだす。
てか、"新入りさん"?
夜の奴…じゃないよな。
こんな顔見たことねぇ。
もしかして…!
「………気がついた?骸ですよ?」
「…………ッチ」
やっぱりか。
「フフフ、ヤスナリさんから聞いてるよ?"奈香瀬組"の、"奈香瀬みずな"サン?」
こいつ……
鈴木の仕業か。