夜ー闇に隠された瞳の奥ー




流のそんなとこ、大好き。






「…本当は、大事なものを作っちゃいけなかったんだ。


私は、ずっと一人でよかったんだ。



みんなのこと、救ってあげたいのに救ってあげられない。



私じゃ、力不足。



私はずっと一人でいればよかったんだよ。





私…………」









「……そうか。みずなが決めたことなら俺は止める気はない。」







最後に、私がぼそっと言ったの。


聞こえてたんだ。





「……このことは、まだみんなに内緒ね。」






みんな。とは、もちろん夜のみんなと、組のみんな。





「あぁ」





< 325 / 587 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop