夜ー闇に隠された瞳の奥ー
「ッチ」
「こらこら、舌打ちしてんじゃないよ。これからだよ?」
鈴木はそう言ってニタニタと笑う。
「ほら、始めようよ」
そう言って鈴木は奥に行った。
…………来いってか。
「おい、みずなに誠。」
鈴木が行ったあと、後ろから成さんの声がした。
もちろん…………怒っている声。
「………………」
「………これは俺たちの問題なんです。なのに俺たちがここへ来ないなんて可笑しい。」
答えない私の代わりに誠が答えた。
「俺たちは、そこまで弱くないです」
誠はそう言って口角をあげた。