夜ー闇に隠された瞳の奥ー





「………お前らに言う筋合いはない」




鈴木はそう言ってニヤリと、笑った。




けれど、その顔は引きつっていた。






言う筋合いねぇ………








あるだろ。









「お前は私たちを殺そうとしているんだ。その理由くらい知りたいと思うくらい普通だろ」








私はそう言って鈴木を見た。








すると鈴木は勘弁したような顔をして





「………わかったよ」







と言ってため息をつき、話し始めた。











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