夜ー闇に隠された瞳の奥ー



直気の言葉に反応した人物、1名発見。

「直気、それ本当か?」

夏だ。

「はい。名前しか出てこないんです。本当に、何者なんですか。」


まぁ、ロックしてるからね。

私が世界No.1のハッカーだし。

直気には悪いけど、私の情報は漏らさせない。



「……いろいろあんの。」


私がそう言うと、2人は納得したような顔はせずとも、なにかを感じ取ったのかそれ以上なにも言わなかった。





そんな気まずい中、馬鹿猿が口を開く。

「お腹減ったー」

「……俺も」

なに同意してんよ、治矢。

てか今8時過ぎだし。朝の。


朝ごはん食ってこい。

………私が言えたことじゃないけど。


「そうですね、なにか食べに行きますか?それか買ってきてもらいますか?」

「食いに行く!」

治矢も頷く。

夏も立ち上がった。


「行ってらっしゃい」

私が言うとみんなにばっと見られた。

な、なに。

「みずなも行くんだよ!決まってんじゃん!」

龍太が人懐っこい顔で言う。

「は?」

なんで?

「俺、昨日思ったんだ。みずな昨日『お前らと知り合いにもなりたくなければ仲間にもなりたくない』って言ったけど、友達ならなれるんじゃないかって。」

龍太の言葉にみんな頷く。


「ふーん……」

「友達とご飯食べに行くってことだ!行くぞ!」

なんだろう、最後適当にまとめた感じする。


友達………。

ごめんね……守れなかった……。





私は龍太に腕をがっちり掴まれ、ほぼ強制的に連れてかれた。


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