私の仕事と結婚
「桜井の相手が野崎さんだったとはな。」

車に戻ると、横山さんが言った。

「何で分かっちゃったんですか?」

私は慌てて手で口を押える。

「二人並ぶと良い雰囲気だったぞ。あの雰囲気なら誰でも気が付くだろう。でも…。」

私を見ながらくすくす笑い出す横山さん。

「俺と桜井が一緒に車から降りた時、野崎さんに睨まれた。そっちの方が決め手かな。」

へぇ~、そうだったんだ。

「桜井は大丈夫なのか?かなり野崎さんは本気みたいだぞ。」

「やっぱりそう感じます?」

私はもう隠すこともないと思って、昨日の事を話した。

「そうか。なかなかやるな、野崎さん。」

横山さんは頷きながら、納得したような顔。

「まあ、せっかくのチャンスだからじっくり野崎さんと向き合ってみろよ。」
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