ジャスミン花
ゆぅはいつものように寝ていた


ゆきはソファーに座った

「なんか飲む-?」

「ぅん。お茶がいいかな」
ゆきはそう言った


私はゆきにペットボトルのお茶を差し出した
礼を言ってゆきはお茶を受け取った

「何にも変わってない部屋だね」



あの時から変わってない部屋



「そうやな」

ゆきは洗面所に行き、顔を洗っていた

タオルで顔を拭いてるゆき

「先風呂入る-?」

ゆきは頷く

バスタオルを渡して風呂へ行くゆき

私はソファーに座り、テレビを付けた

テレビでは深夜番組がやっていた

テレビを見ながら私は煙草を手に取り火を付け、ゆっくりはく


携帯を手に取り沢山のMailを打った


40分位してゆきは風呂から出た


ゆきにドライアーを渡して私は風呂へ行く準備をした

風呂の中で私はゆきの優しさに涙がでた


30分位して私は風呂を出た
ゆきはソファーで煙草を吸っていた


「あ-ぃ、スエットない-?」

「ちょっと待ってなぁ-あったかな-?」

寝室のクローゼットを私は開く

「あった!!」

私はスエットの下とTシャツを差し出した

「ありがとう-」
ゆきは笑って受け取った


スエットに関して何も言わないゆき


私は濡れた長い髪をドライアーで乾かしていた

ゆきはテレビを見ていた


二人でテレビを見ながら笑っていた
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