ジャスミン花
「はじめまして、愛です。」

私はにこって笑って言った

「どーも、中川です」


゛エッ!?"
驚いた顔を見せた私


「愛ちゃんやんな?」

「あっ、はぁい」

゛関西弁??"

「どぅしたん-?そんな驚いた顔して」


「いぇ、何もないですょ」
笑って私はそぅ言った

動揺は隠せなかった

だって…苗字といぃ
顔付きといぃ
話し方といぃ

全てあいつと関わってたから


「あの…お聞きしたいんですが…どうして…指名してくれたんですか?」

私はそぅ聞いた

「HPみて可愛かったからやで」


゛なんや"
何かを期待していたのかな

「ありがとうございます」


沢山の話をしていた
でも、やっぱり可笑しい

あいつに似てる部分が多すぎて


私はボーイに呼ばれ、
私は客を回っていた。

それから二時間位して
プレゼントをくれた客を見送った


閉店時間一時間前

中川さんの元に居た

「なぁ…愛ちゃん」

何処か遠くみて私の名前を呼んだ
「はい-?」


「今日店終わったら時間ある?」

私の顔を見なかった
何故か切なそうな顔をしていた

「いぇ、大丈夫ですょ」

「本間-?」
嬉しそうに子供みたいにわらって私を見た

゛やっぱり…似てるなぁ
この笑顔…"


「はぃ」
笑って私はそぅ言った



--
蘇る記憶……
何度も何度も蘇る
言葉にする事も出来ないこの想い…
--
< 8 / 112 >

この作品をシェア

pagetop