片想い日記〜中学編〜
新学年
クリスマスのあとから
ひかるとは距離感を感じます。

それは、私が避けているからなのか、
ひかるが私のことを避けているからなのか、
よくわからない。

知らない内にもう2年生。

「一緒になれるといーね!!」

と夏恋と話しあって

クラス替えの表を見ると、見事に
私、夏恋、ひかる、龍
と一緒のクラスに。

嬉しいんだけど…ひかるとは今はあんまり
顔合わせなくないんだよなぁ。

席は来たもの順で座った人からだから、
みんな、今日だけ早く登校してる。

クラスがどこか見た瞬間に

「ちょっ!?え?!うわぁぁあ!!」

夏恋が私の腕をひっぱって猛ダッシュするから
びっくりした。

教室にはまだ誰もいなくて、
夏恋は真っ先に窓側の後の席
4つをとって…

「え?なんで4つ?!」
とそそくさと準備してる夏恋に聞くと

「は?何言ってんの?ひかるくんと龍のぶんでしょーが」
と、背中を叩かれた。

いった…

「ええ。。。そんなぁ。」

「はい。じゃあ、ゆいとひかるくんは隣ね。」

「いやいやいや!!ムリムリ!!」

「大丈夫だって。仲直りするチャンスでしょ」

と言って、ニヤリと笑う夏恋。

私に有無を言わせる暇もなく、

荷物を配置してる。。。
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