溺愛オフィス

【やきもちからの…です】



考えたこともなかった。


だって、壮介君は今まで、何度も私に対して毒を吐く事があったから。


生意気な笑みを浮かべて、私をからかうのを楽しんでいるように見えてた。


そんなの、好意を持っていたら普通はしないでしょう?


子供の頃、私をいじめてた子たちもそうだ。


ひどいいじめではなかったけど、みんな少しニヤニヤしてて。

相手が嫌がるのを楽しんでるようだった。


壮介君も、似たような感じだと思ってた。


──なのに。


「な…に……? 冗談ならやめてよ」


私を……


好き、だなんて。



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