栗色彼女(*番外編14p〜*)



────カラン。


空っぽになった空き缶が、手から滑り落ちた。


目の前にはいるのは、いわゆる私の彼氏という人。

そして、キスをしている女の人。



空き缶が落ちた音に気が付いて、2人の視線が私の方に向く。


あぁ、なんて、




「別れましょうか。」


なんて滑稽なのかしら。
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