My school life 〜first love〜
「この後どうする?」

ご飯を食べ終わり、午後の授業をどうするか優が問う。俺は、とにかく眠い。

「んー帰る。優は?」

「零が帰るなら俺も帰るかな。」

することが決まったのでカバンを取りに教室へ戻る。

「うっわ……」

思わず声が出た。一体何なんだ⁈

机の上にはてんこ盛りの手紙たち。…新手の嫌がらせか?
とりあえず見なかったことにして帰る用意をする。


「えーっ零くん帰っちゃうのぉ?午後の授業つまんないじゃーん…」
「ねぇっ優くん、メアド教えてー♡」
「あっずるーい!私もー♡」


ガヤガヤ…あーっもう、女子がたかってきた。
急いで用意を済ませ、もう一度机の上を見る。

どうしよう…

結果、机の中に入れた。さすがに持って歩きたくない。

「零行くよ!もう予鈴鳴るし。」

予鈴が鳴ると帰るのが難しくなる。急いで階段を降り、門まで走った。
先生はいない。見事脱出成功。
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