銀猫ー最強歌姫の再来ー
秘密
 夜道の中。

「はっ!もう気絶したのかぁ?弱ぇなぁ…」

 フードを深く被った謎の少女が男達の目の前に現れた。

「止めなさい。」

 凛として、透き通るような、綺麗な声に、誰もが手を止めた。

 男達は今、1人の男に暴力をしていた。

 男が気絶しても尚、殴り続ける男達は、ようやく少女の声で手を止めたのだ。

「それ以上やってはダメよ。」

「はっ、てめぇに何が分かる。それに別にコイツ1人死んだところで、だれも困りゃしねーよ。」

「哀れね。」

 少女はそう言って、真っ直ぐ、男達を捉えた。

 それは、片方の瞳で、銀色の綺麗な瞳だった。

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