銀猫ー最強歌姫の再来ー
「ふーん。幼なじみって奴なの?」

「まぁ、そんな感じかな。」

 奏雨はそう言って窓を見た。

 奈都は、奏雨が幼い頃からずっと一緒だった。

 元々、親同士の仲が良く、家族同士で食事会をしたりもした。

 その旅に8歳も歳の差がある奈都に遊んでもらっていた。

 その頃にはもう「奈都兄」と呼んでいたのだ。

 その呼び方にすっかり慣れ親しんでしまっているだけだ。

「あ、咲希ちゃん。」

「ん?なぁに?」

「また、時間があったら校内案内してくれない?」

 奏雨がそう言うと、奏雨の背中に重さを感じた。

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