私の身体と心
「私にとっては不本意な約束だからね。とにかくスマホ返してよ。」

今度は私が村木を睨む。

「店で返す。付いて来い。」

私は渋々村木の後について行った。

連れていかれたのは、女子会でも出来そうな雰囲気の良い居酒屋。

「こんな良いお店知ってるんだ。何、彼女と来たの?」

私が村木に尋ねる。

「いいや。いつかお前と来ようと目をつけていた。だから初めて。」

そう言いながら、二人で席につく。

そこでスマホを返してもらい、仕方なくお酒に付きあう事にした。

結構話は弾んだし、私自身も村木と話していて楽しかった。

そのせいか、お酒の方も進む。

「お前、酔ってないの?」

約2時間後、顔を赤くした村木が私に聞く。

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