私の身体と心
お酒好きの聡美にしては珍しいお誘いだ。

「初めからこうやって誘えば良かったんだよね。」

聡美は自分で納得して、頷きながら私の顔を見る。

「夜に食べに行く=飲みに行くって思うから、侑希も断るわけでしょう?なら、初めから飲まなければいいのよ。村木にヒントもらっちゃった。」

無邪気に笑う聡美。

「パスタ屋さんで、二人で女子会しよう。侑希とゆっくり話がしたいんだよね。プライベートで。」

珍しく聡美は強引で、今日出掛ける事になった。

今日中に何とか資料は完成できそうだ。

スッキリした気分で食事を楽しみたい。

かなりの集中力で、その後の仕事をこなす。

そんな時は時間が経つのは早い。

あっと言う間に定時を過ぎていた。

チラッと聡美を見ると、どう?って合図を送ってくる。

私はそれにうなづくと、帰る支度を始めた。
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