私の身体と心
私はびっくりしたように聞いた。

「愚痴の内容が決め手かな。俺、本当に必死だったんだからな。」

「ごめん…。」

私が謝ると同時に、彼の手が私を包み込む。

「ちょっと、ここ私の会社。」

私は焦って彼から逃れようとする。

「別に良いじゃん。俺は侑希の恋人だって、言いふらしたい気分だけど。」

「ダメだって。離してよ。」

ますます焦る私を、面白そうに見下ろした彼は、

「良い反応。もうちょっとだけ。」

そう言いながらも、私の手を握って、身体を離してくれた。

「俺の家で良い?ゆっくり話したい。明日は休みだから、大丈夫だろう?」

「それなら着替え取りに行く。」

小さい声で私が言うと、嬉しそうに彼が笑った。

「本当に良かった…。侑希を失ったかと思ってた。」

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