「人」拾いました。拾われました。
親父の件から二週間が経とうとしていた金曜日。
今日は委員会か、
明日からは休みで浮かれ気味になっているっていうのに。
いつもより帰るのが遅くなるじゃねぇかよ…
やりたくもない委員会を押し付けられて
はやく帰りたいもんだ
「委員会お疲れ様でした。」
「疲れた〜(*´ УД`。)」
癒しが欲しい…
ピロロロロー
椎本の携帯の着信音が車内に鳴り響いた
「はぁ!?どういうわけだ!
姿を消したとだと!!」
椎本の焦った声、内容
当たって欲しくないと思う俺の予感
「佳祐様……
蛍さんをロストしました」
「さっきの会話で大体は想像がつくが、どういうこだ!!」
「今、優輝(弟)から連絡が入りました。佳祐は今から家に帰って蛍さんの荷物を確認して下さい。優輝が大きめのカバンを持って出たと話しています。」
椎本が車のスピードを上げた
これで住んでいる階で後悔するのは2度目だ
頼む荷物があってくれ……
鍵を開ける
蛍の制服やカバンが無い……
かわりに手紙が1枚だけ残されていた。