「人」拾いました。拾われました。










「それでは話があります。」










「先ほど、彩菜(妻)から本家に使用人が1名入った連絡がありました。それも離れ専用の……」










離れは親父の認めた人しか入ることができない






今現在入ることが出来る人間は使用人では椎本の祖父と祖母ぐらいでのあとは信用の置ける秘書だけだ。








俺でさえも入ったことは無い









「もしかして……」










「蛍さんかと…
祖父に連絡をしてみましたがはぐらかされました。」









そこは人目にはつかない庭の奥にある











母屋の建物からは庭を通らなければ行けない場所に存在する









または、




外に入口は存在はするが親父しか鍵をもっていない






あそこ(離れ)は親父がよく居る所でもある










そして良くない噂も存在する場所でもある




昔に自殺した人の幽霊が出るとか、




まぁ、そんなのはどうでもいい。









もう一つは親父が愛人を連れ込むための場所として使っている



噂も存在する









「これで一応はどこに居るか見当はついたんやな。お前ん家に離れなんかあったんやな。俺、知らんかったわ。」








稔でも知らないくらい見つからないようなところにある










「若菜さん使って探り入れらへんの?」







そうだ、俺が入れなくとも若菜がいるじゃないか!!









「ナイスだ!!」










「残念ながら若菜様はバカンスぎりぎりまで沖縄の別荘に兄といっております。」









チッ、

それじゃぁ
一輝も使えないのか!







一輝は秘書として若菜がいない間は親父の周りにいて何度かあの離れにも行ったことがある。









「若菜さんめっちゃタイミング悪いやん!」









「御主人様に会える機会が1度だけあります。」






こうなったら自己談判か……






「来週の土曜日に御主人様の誕生会がございます。」




一番最悪のやつじゃねえかよ……





「確かにそれに行くしかなさそうだな。」







「そういえば、胡蝶はどうした?」








「胡蝶ちゃんは部活の試合やって、一応どこに居るか見当はついたってLINEいれとくで」












「わかった頼むよ。」





何故教えなかったのかとかうるさいからな




















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