「人」拾いました。拾われました。
蛍side
手汗かいてないかな////
「どうしたんだ?」
「なんにもないよ?」
ニコッ
でも、懐かしいなぁ
お母さんと何度かきたなぁ〜
「私が遊園地に最後に来たのは小学校5年生だったけど、佳祐が来たのはいつ?」
「5歳だったかな。」
「5歳!?」
「母親が死ぬ前に来たのが最後だったからな、」
佳祐のお母さんって……。
御主人様の誕生パーティを思い出す
確かお隣に奥様がいたはずだったけど
「……。」
「屋敷に居たのは若菜の母。親父の本妻
俺は妾の子供なんだ。」
私の心を読んで佳祐が答えてくれた
妾……
お金持ちの穢い部分が見えた
ぽんっ
「そんな悲しい顔するな。俺は大丈夫だから
」
頭を撫でられ、私が励まされる
「だから突然母親を失った蛍の気持ちもわかる。
俺は親父が俺のこと認知してくれたからまだ良かったと思ってるよ。
1人では無いと思えたからな…。
寂しいなら俺や胡蝶、稔に頼れ。皆お前の力になりたいんだから忘れるな。」
佳祐の握る力が強くなる
それに答えて私も力を入れて握り返す
「……うん!」
「さぁ、どれにする?」
「コーヒーカップ!」☛
「カップルぽくていいな。」
「いいの!?嫌がると思って言ったのにぃ〜」
プゥ〜(∞-ε-。)
「俺は蛍とならどこにでも行くぞ」
そんなドヤ顔で、
それでもかっこいい////(*¨*)♡
******
きゃーーーーーーーー!!!!
悲鳴を上げている者が1人、
ハァハァハァハァ、
「佳祐、回し過ぎ!!」
「楽しいだろwww
絶叫マシンはいけるのにコッチはダメなんだな。」
「違うよ!目が回ってるだけ!なんで佳祐は目が回らないの!?」
「三半規管が強いだけだと思うぞ。」
「尋常じゃない!人間!?」
「人間ですけど?( 笑 )
少し休憩するか?」
「次の乗り物に乗りに行く!」
「じゃ、行くか♪」