「人」拾いました。拾われました。





〜放課後〜



inスーパー前




「やっほー!蛍ちゃん胡蝶ちゃん車に乗っちゃって」



稔が窓から顔を出して、2人を呼んでいる。




スーパーの前ではリムジンは目立つな‥‥






2人が車に乗り



目的地に向かう





「すごーい。稔のリムジンも凄かったけど佳祐の方がもっと大きいー」




「そりゃな、あの天下の東屋グループやで俺ん家なんかかなやしまへんよ(笑)」





「なっ♡」





「黙れ。」





「なんで俺にはそんな冷たいんや」




こいつはわざと俺の嫌なとこを言ってくる





「どうせ、蛍ちゃんには甘甘やろ」






「・・・・・。」








「そうだね。佳祐は私に気を使って私に優しいもんね」









気を使ってか‥‥



蛍はそうゆう風に考えているのか‥‥








まだまだ俺と蛍には壁がある。










「蛍ちゃん、胡蝶ちゃんオレンジジュース飲む?」


稔が冷蔵庫の中を探りながら言っている







「私はいい。」






「蛍はオレンジ苦手だもんね。私は欲しい」





蛍はオレンジが苦手か


頭の中にインプットされた




「お水でいい?」




「お水ならもらうね」







「稔、俺には聞かないのか?」









「どうせお前は酒やろ?」




「今から飲むと思うか?」






確かに俺は基本酒だ。






「佳祐ってお酒飲むの?」




蛍っ!?






「最近は飲んでねぇけど‥‥、前は飲んでた」




蛍と会ってから、酒なんて無くても楽しいからな








「お前が酒やめちゃったなんて俺信じらへんわ」







「てめぇ、人がアル中みたいな言い方するな。誤解されるだろ。」







「そうですよ。佳祐が飲むのは一人で寂しい時だけですから、今は蛍さんがいるから必要ないんですよ。」







「椎本!!」



またいらないことを‥‥







「佳祐、顔赤い!いやらしぃ」


「変態!」




「???」



「お前らもうすぐ着くぞ。」




「話そらしたー!」



実際到着してるからな








⚠️お酒は二十歳になってからです。






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