奏 ~ふたりの音~

「あっつい!」

「夏だからねー」

「なんで散歩行こうとか言うかなー
これだからチビは…」

「そこ、チビ関係ないよね?」

他愛もない会話を楽しんでると


「きゃっ」

ポスッという音ともに優しい匂いに包まれる

「大丈夫?ケガはない?」

「あ、はい。すいません。そちらこそお怪我はありませんか?」

「ふふっ僕は大丈夫だよ。今度からは転ばないようにね」

優しい匂いの正体はイケメンのお兄さん

イケメンのお兄さんは少し急いだように歩いていった
「なかなかのイケメンだったわね」

「う、うん それにいい匂いがした」

「さ、行きましょ」

わたし達も散歩を続けた


この後また会えることも知らずに…

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