雨上がりの虹のむこうに
もくもくと食べて飲み込んだあとに、山並さんの声がした。思わず見つめてしまうと、他のみんなも山並さんへ視線を集めていて驚いたように口が開いていた。
「……おかしいですか? 」
「ロマンチスト~」
いやいやというように、ミオちゃんのショートヘアが揺れる。自分の体を抱くように、きゃーきゃー言っている。
「自覚ナシですか? すんごい破壊力ですよ」
一瞬、御山王子も霞むくらいのインパクトがありました。作った私でさえ、なんだか気恥ずかしくなるほどの衝撃。
山並さんのいる側の頬が、熱くなってる…
別に山並さんからの視線を感じているわけではないのに、意識しすぎてしまう。
「……ありがとうございます」
まともに山並さんが見れないので、あわてて今日のお客様の話題に逃げ込んだ。