◇Sleeping Beauty◇~暁の目覚める時~


「では、目覚めを待ち、暁の姫を殺せ」

「承知いたしました」


そして12の魔法使い達が姿を消す。


「暁の姫………お前を目覚めさせはせん。私の、楽園を失わぬ為にな」


国王は懐から、黒い羽を取り出す。


「その為に、夢魔をこの手に閉じ込めたのだから………」



国王は笑みを浮かべ、永遠に明けない夜の空を見上げた。











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