にじいろ。



あたしと"あたしの身体"の距離が
どんどん遠くなっていく。


言いたかったことも言えずに
楽しみにしていた"あの日"も迎えられずに
見たかった彼の顔も見ることができずに
あたしは遠くに行ってしまった。










彼に会って今日こそは伝えようと
決心していたあたしの気持ちは
静かに降る雪とともに冬の空に溶けて消えた。


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