にじいろ。



彼女と久しぶりに食べたチョコレートの味と
別れ際の彼女の頬が
ほんのりと赤みを帯びているように見えたことは
次にまたあの場所を訪れて彼女と会う日まで
僕はきっと忘れないだろう。


過ぎし日の思い出は
かつてのあの通学路に刻み込まれ
僕と彼女が生きている限り消えることはない。


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