so sweet!!!
甘いアイツを独り占め
「よぉ、遥也」



「おす」



 千代子ちゃんと付き合い始めた次の日の朝。



「遥也、新しい彼女で来たんだって?」



「ん?まあな」



 コイツは高野 透(たかのとおる)。



 俺の…親友、というか悪友って感じのヤツ。



「マナちゃんは?」



「あいつとなんか付き合ってねぇし」



 俺はよくこういうことを言われる。



「え?でもマナちゃん、遥也に裏切られたって泣いてたぜ?」



 こういうことも。



 俺は付き合ってるつもりがなくても、ちょっと優しくすると勘違いする。



 特に、何の気なしにキスしちまった奴は後がしつこい。



 俺にとってキスは、口と口が触れるだけの行為にすぎねえ。



 嫌いなやつじゃなきゃ、テキトーにやるようになってたし。



 「好き」って言葉もそうだった。



 なんとなく喜んでホイホイ付いてくる女はそうやって適当に付き合って適当に捨ててた。



 サイテー、とか、堕ちてる、なんて言わせておけばいい。
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