so sweet!!!
甘いアイツの誕生日
「はーるやくん、おーはーよー」



 おかしなウザさで挨拶してきたのは大親友の透くん。



「全部口に出てるぞ」



「出してるもん」



「失礼なやつだな」



「悪ぃな」



「思ってねえだろ」



 俺はこくりと頷く。



 透は溜息を吐いた。



「今日は遥也にいいことを教えてやろうと思ってきたのにな~。



あ~あ。



もったいないな~」



 俺はくるりと後ろを向いた透の肩を掴む。



「いたたたた!」



「ね、透くん、俺たち大親友だよね?」



 俺はとびっきりの笑顔を透に向ける。



「そんなに怒んなくてもいいじゃん」



 透は俺に向き直った。



 透の情報は信頼できる。



 聞いておいて損はない。
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