ぎゅぎゅっと短編詰め放題
そもそも、貴様。
他の女子生徒を送るべく、車にもう3人ほど乗せてるじゃねえか。
私が座るスペースなんてそもそもないし、貴様は浮かれてどうせ鼻の下でも伸ばしてたんだろうが、エロ教官。
そのくせに。
「俺の役目」とか、なに言っちゃってるの?
ふざけてるの?からかってるの?
「俺は極めて真面目に言っている」
「……っ」
なんなの、本当。
めちゃめちゃ、ドキドキ、キュンキュンしたじゃないか、どうしてくれる?
私は、もう、今まで応援してくれてた人々にお礼とお別れの挨拶を告げて
「一途で健気で、でもそれでも報われなかった悲劇のヒロイン」
として生き抜くことを覚悟していたのに、どうしてくれる?
「……怖いわ」
「……うる、っさい」
とめどなく、溢れる涙。
やだやだ、どうして私の体はこうも素直なの、これじゃ、私が好きだってこと、ばれちゃう。
ーーねぇ、塚原さん。
私は、鬼畜で何を考えているのかわからない、あなたに、今更なにができるかな?