ぎゅぎゅっと短編詰め放題




「とりあえず、あいつら置いてくるから、俺のデスクにでも座って待ってて」


「だから、心を読むなっつうの」

「お前が声に出してるんだわ、ボケ」



ボケ、と言うと同時に、塚原さんの手が近くまで来る。


あ、叩かれる。と思って目をつぶる。




────が、




「とにかく、待ってろ。お前の好きなじゃがりこも引き出しにあるから、食べていいから」




そう、言って、頭に手が添えられる。






え。だから、待って。

え。は。何。






「もう、待たねえよ、お前が他の奴にヘラヘラしてるとこなんか見たくもねえ」





彼は、そうとだけ口にすると、足早に教習所を出て行った。







< 51 / 57 >

この作品をシェア

pagetop