もしも緑間くんと恋をしたら
「おぉ、みちる!どうした?」

叔父さんはカウンターで腰を掛けていた。
店内を見渡すと、常連様たち同士で四人打ちをしていた。

「あ、みちるちゃん!」

長年ここに通っている近所の男性が声を掛けてくれた。

「あー、佐々木さん!久しぶりですね!」

「最近どうしてたの?」

佐々木さんは私と話しながら、牌を取り不要牌と入れ替え切っていく。

「ネット麻雀ばっかりしてたの」

「ネットかぁー。たまには牌触りなよ!」

「そうだね」

軽く会話し、私はカウンターにいる叔父さんのところへ向かった。

「叔父さん…。私、携帯電話が欲しい。お父さん、許してくれるかな?」

「あれ?みちる、好きな子でもできたんだろ?」

叔父さんはいたずらに笑った。

叔父さんはまだ独身で、子供もいない。気楽に独身を楽しんでいるが、自分に子供がいないため私のことは良くしてくれている。

ちなみに、叔父さんは父の弟だ。

「からかわないでよー」

「悪い、悪い!それで、彼は携帯電話持ってるの?」

「うん……でも、私パソコンのメールしかできないって」

そうかー。と、叔父さんは腕組みをして、何か考え出した。
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