恋に一番近くて遠い君
「はいはい、二人ともイチャイチャするのはいいけどもう少し静かにしてくれない?」
と、天良が私達のきりのない言い合いに呆れながら言った。
い、イチャイチャって!
「どこをどう見たらイチャイチャしてるように見えるの!?」
「どこをって見たとおりよ。」
「美海は相変わらず声が大きいな...。」
陸玖が耳を抑えながら言う。
「なっ、陸玖のせいでしょ!?」
「はぁ?俺は思ったことをそのまま言っただけだろ。」
陸玖の隣では私達の言い合いを見て今もなお笑い続けている陽生君。
ちょっとは助けてよ!
「ほら美海、食べる時間なくなっちゃうよ?」