恋に一番近くて遠い君
一瞬の出来事すぎて私はその男の子にお礼も言えないままだった。


合格発表の日、頑張って男の子を探してみた。


でも見つけられなくて、もう会えないんだと諦めてた。


もしかしたら違う学校に受験してたかもしれない.....、もしかしたら年下だったのかもしれない。



でも入学式の日、新入生代表の挨拶で呼ばれて登壇した男の子


『━━━━新入生代表、南雲 翼。』


はい、とキレのある声で立った男の子


私の初恋が始まった日


あの日電車で助けてくれた男の子だった。

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