愛してやる。Ⅱ
いつまで抱くんだろう。

そう思うほど龍也は私をその日は全く離そうとしない。

「結衣」

私を呼ぶ声はどこか切なさを含んでいて、私の名前を愛おしそうに呼んでいるような気がした。

律動をゆっくりと早める龍也を見たくなくて顔を背け瞼を固く瞑る。

「あっ…んっ」

もれそうになる声はどれだけ我慢しても与えられる快楽に溜まったものが出てしまう。

私の声を合図だと言うように、龍也は律動を一気に早めた。

「やっ…あっん…っ」

流星だったら…今まで何度も脳裏に浮かぶ顔が色褪せることはない。

私はそのまま意識を手放した。

< 23 / 31 >

この作品をシェア

pagetop