君と家出中…
夜の街で

いよいよどこか店に入ろうか、今晩どうやって過ごそうかと考えはじめた時


突然ベンチが揺れた!



驚いてそちらを見ると



さっきまで歌っていた彼が隣に座っていた!



私はなんとなく恥ずかしくなって顔を隠した。




バスに乗るんですか?

明日もここで歌いますか?



声にできない質問を、うつむいたまま心の中で繰り返した。


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