Obscurité de fille -暗闇の少女-
秋side
翼「おい、どうしたんだ?」
どうしたって?
どうしたもなにも、俺一人に対して15人ってよ…。
ふざけてんだろっ⁉︎
俺一人ってのは、
まぁー、別に問題ないんだか…。
なんで、レディースの奴らの相手までしなきゃいけねーんだよ。
まじ、面倒くせぇ…。
俺は思っていたことは悟られないように、平然として言った。
『別になんでもねーよ…。
ただ、倉庫ってどこにあるのかな。って思っただけ。』
はい、これは完璧嘘。
全国No.1の総長が知らないわけないだろ?
翼「大丈夫だ、明日一緒に行けばいいことだ。」
『そうだな。それじゃ俺、理事長室行く。じゃな。』
一緒に行くのか…。
え、本当に一緒じゃないとダメか…?
でも、自分で言っといて勝手に行ったら怒られそうだな。