トムとイルカの宝物


キラキラも小声でボソボソ。
「なんでトムに石の場所がわかるんだよ




「もう……忘れたのかい?あれは石じゃなくて僕の骨だよ」




「あっ!そっか!」



そうです!
トムには誰が持っているのか直ぐにわかってしまうのです!


だって
トムは自分の骨から離れられない
幽霊なんですもの。





「持ってるのはそのシャチだ!!」


キラキラは自信満々に答えました。




「ウググ!!な………なんで
わかったんだ???」

シャチ達は困りました。
まさかあんなに自信満々に当てて
くるなんて……



そして
みんなで話し合って
今度はわからないようにもっと
速く泳ぎ出すのでした。




「さぁ!2回目だぞ!!!」



シャチの泳ぎはとても速くて
海に大きな渦ができました!



「ガハハハハ!!
今度はわからんだろう!!!!」



シャチ達は自信満々です。



でも平気。



こっちにはトムがいるんだから!





シャチ達は息切れしながら止まりました。



「さぁ!!ハァ…ハァ……
石を持ってるのは誰だ!!」




キラキラは余裕です。



「えっとねー……」



チラリとトムを見ます。


するとトムはシャチにわからないように
人差し指を……




クイクイ!



キラキラはニヤリと笑って。


「なんとなくそのシャチじゃないかなー





2回目も大当たり!



トムがいる限りハズレる事は
ありません。



シャチ達は悔しくて悔しくて
仕方ありませんでした。



「なんでわかるんだぁ?……
どうもおかしいじゃあねーか?」






< 16 / 26 >

この作品をシェア

pagetop