トムとイルカの宝物
ある日。
いつもの海に花束が流れて
きました。
とても綺麗な花束でした。
キラキラはその花束が流されて来た
方向に泳いで行くのでした。
その途中。
キラキラは不思議な事を言いました。
「なぁトム………あのシャチの
勝負で3回目にオイラが骨を当てたのは
なんでかわかる?」
トムは考えましたがわかりません。
「不思議だよね?なぜわかったの?」
キラキラは笑いました。
「フフフ……オイラはね
トムの事をずぅーーと思っていたからさ
」
「なんの話だい?」
トムが首をかしげると、
キラキラは水面から顔を出しました。
すると一隻の船が浮かんでいて
その船頭には1人のおばあさんが
いるのでした。
おばあさんは悲しい顔で泣いていました。
キラキラはまた不思議な事を言いました。
「あのおばあさんが花束を海に
流したんだ………」
トムはおばあさんを見つめました。
「あのおばあさん……僕はなんだか
知っているような気がする……」