トムとイルカの宝物
ある日、いつものように
2人で海を泳いでいると、
イルカの群れがやってきました。
「ねえ!キラキラ!
君の仲間が沢山いるよ!」
トムはキラキラ以外にイルカを見た事が
無かったので大はしゃぎです。
でもキラキラは浮かない顔。
「ねえキラキラ!
あのイルカ達に話しかけてみようよ!」
キラキラは気が乗りませんでしたが、
声をかけてみることにしました。
「オイラ……キラキラって言うんだ!
よ……よろしく………」
するとイルカの群れの1人は冷たい顔。
「あなたのお父さんとお母さんは
どこにいるの?私達の群れにはいないでしょ?自分の群れに帰りなさい」
そう言われて、2人はイルカの群れを
遠くから見ているだけでした。
トムは言います!
「キラキラのパパとママを探しに行こうよ!」
するとキラキラは首を振りました。
「やめとこう……オイラにパパやママは
いないよ……オイラはずっと1人で
生きてきたから……」
2人は黙りこんでしまうのでした。
キラキラは良い事を思いつきました。
「そうだ!トムのパパとママを
探しに行こうよ!トムは会いたいんじゃないの?」
「僕のパパとママ…………」