カムフラージュの恋人
「きよいちゃんの唇がすんげー美味そうだったから、つい、つまんじゃったなぁ」
「だって今、“キス・キス”ってリップつけてるもん。“二度以上、何度でもキスしたくなる唇”ってのがコンセプトで、巷では“恋活(コイカツ)リップ”って呼ばれて、ん・・・・・・っ」
「おまえがそういーのつけてよーが、俺には関係ない。てか、俺的にはなんもつけてない方が好きだけど」と雅彦は言うと、そっと私から一歩離れて、黙々と服を脱ぎだした!

ベルトを外すカチャカチャという音に続いて、ブルーのジーンズをサッと脱ぐ音が聞こえた。
と思ったら、雅彦はベッドにドカッと座って、靴下を脱ぐと、無造作にポイと投げた。

長袖の白いTシャツをパッと脱いだ雅彦のナマ胸板を見たのは初めて・・・じゃないけど。
こんなに逞しい体つきの、雅彦の裸見たのは、初めて!!

私はゴクンと生唾を飲み込むと、まずはカーテンを閉めにかかった。
そしてクルッとふり向いた私に、雅彦は穏やかな笑みを浮かべながら「おいで」と言ってくれた。

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