ジュリエットじゃ終わんない
「勝手な事ゆわないでよっ!
さんざん好き勝手してきたクセに!

だったら…


なんでこんな苦しめんだよっ!!」



あたしの精いっぱいの思いは…
抱え込んでた心の叫びは…



「アンタに何がわかるのよっ!!

苦労して育てたのにこれ!?
アンターーーーーーーーーー!」



収まらない罵声に踏みにじられて…



「せっかく引き取ってやったのに!
次そんな口聞いたら、またばーちゃんの所に戻すから!!」



そしてまた脅される。




てか…


苦労して育てた?
これで育てたって言えんの?

引き取ってやった?
親なら当然じゃね?




今思えば…

バァちゃんトコのほーが良かったのに。



あのヒトの愛情が、ずっと欲しかったあたしは…

期待を捨て切れなくて、
見捨てられたくなくて、


脅しに屈するしかなかったんだ。
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