ジュリエットじゃ終わんない

みんなの協力に応える為にも…

この際、必要なプリントは全部貰いなおすコトにした。

そのほーが、またイチから勉強出来るし!



でも…


「全部失くしたのか!?
今、社会の先生にもそう言ってなかったか!?
まさか理科も…」


「…まぁ、…すいません」


さっそく放課後プリント回収に行くも…
英語担当でもある担任に呆れられる。



「用意するから待ってろ!
それと、理科の先生はもう帰ったぞ」



マジ!?
ま、明日でいっか。

と、担任を待ちながら窓の外を眺める。




「…理科いる?」

ふいにかけられた声…



「…っ柊也!

え、なにしてんの!?」


「週直。

…で、いる?」



キョトンなカンジで頷くと、
柊也は「明日渡す」って言い捨てて帰ってった。



コピーしてくれるってコト?
わざわざ…?


ウソ、嬉しい…



どーしよ、嬉しい!







今日は笑顔もくれたキミ。

ね、柊也…



あたしの存在は、
キミになにかを与えられるかな?





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