ジュリエットじゃ終わんない
いろんなイミで…

ショックだった。



教室で手伝ってもらってたコトに、釘を刺されたカンジだったし。


柊也と穂花は、そんなハナシする仲なんだって思うと、やるせなかったし。



何より…



柊也を思いやってる穂花に比べて…


柊也に甘えて、自分の気持ちばっかの あたしが…


情けなくて、

悔しすぎて、




嫌んなる。





「深紅ちゃん?

ごめん、責めてるわけじゃないんだよ?」


「あ、うん!
ごめんね?気を付けとく…」





ヤル気なくしてる場合じゃないよ…


柊也の優しさに報いるためにも、

めちゃくちゃ頑張ろ。





そーして…


勉強会とか、プライベートぼっちな時間とか、フルに使って頑張った結果。


最初のテストで最下位近辺だった成績は…
塾ナシで4分の3くらいの順位まで上がった。



なに、あたし…

やれば出来る子じゃん!?




みんなに感謝を伝えて、浮かれてた。
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