ジュリエットじゃ終わんない
大げさだけど、お疲れ会したかったのに…

香織も穂花もついでに豊田も、部活組。


柊也は空手かな?



とりあ、ひとりお祝い的なカンジで、ガッコ側のコンビニに立ち寄った。ら…



「柊也っ!

なにしてんの!?」


店内で、嬉し過ぎる偶然。



「…腹減ったし」


「あ〜ねっ、今日空手は!?」


「休み」



うそ、マジ!?

すっごいチャンスじゃん!



「じゃあさっ、一緒にお疲れ会しよーよ!」


「…なんの?」
って、キョトンなキミ。


「えと、テス勉…の?」


大げさなのは、もっともで…
とりあ、他の誘い口実を頭に巡らせる。



「…

じゃ、メシ行く?」



なのに、思ってもない言葉が返って来た。




「…え、

ええっ!!
ウソっ!?いーの!?
ぃぃぃ行くっ!よゆーで行くしっ!!」

興奮しまくりで食いつくと…



「…大げさっ!」

柊也から、無邪気な笑顔が溢れた。







胸が…
キュウ、キュウ、喚きまくってる。
< 95 / 297 >

この作品をシェア

pagetop