女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
ヒーローになりたい。
「私の将来の夢は、お医者さんです!たくさんの病気の人を助けてあげたいからです!」

小学校の時、

「よし、いいぞ。次、如月」

「私は将来、ヒーローになりたいです!」

「ヒーローか?…あはは、まあ、頑張りなさい。」

散々笑われた、あたしの大切な夢。

「私の夢はヒーローになることです!」

中学生のとき、

「人助けってことか?まあ、具体的な職業は、これから決めればいい」

全く本気にされなかった、私の大切な夢。

そして、高校2年生の今。

「…如月、そろそろ真剣に進路を決めたらどうだ?」

人生で何度か見た、呆れたような、馬鹿にしたような顔を浮かべられた。

「…あたしはいたって真面目です!!」

生まれてきて17年間。

一回たりとも自分の夢を変えたことはない。

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