ビターな僕の甘いレディ



オレは、ひなのから勝手に携帯を取り上げると



彼氏に電話をかけた。



「ちょっ…やめて!!夏生、何でそんなことするの!?」


「うるせぇ。電話中。」



長い呼び出し音の後に聞こえてきたのは街の雑踏。



「…純…何、電話ー?」



微かに聞こえた女の子の声が静かなオレの部屋に響く。



そんな声の後に


「…静かに!……もしもーし、ひなの?」




という彼氏の声。



もういいだろと思い、電話を切ってひなのを携帯に返した。










< 24 / 132 >

この作品をシェア

pagetop