ビターな僕の甘いレディ
「なーつきくーん、入るよー♪」
そんな声とともにテンション高めの勇雅が部屋に入って来る。
そして
「どー?反省文進んでる?」
なんて他人事のように言いながら、オレの後ろにあったイスに腰掛けて携帯を開いた。
「…あれ?携帯、持ち検で取られたんじゃなかったの?」
「うん。だけど、たえちゃんに頼んで内緒で返してもらった♪」
「勇雅、たえちゃんのお気に入りだもんね。」
たえちゃんっていうのは、顔のいい男子生徒が大好きなおばちゃん先生。
たえちゃんの中でも勇雅は特にお気に入りで。
何か勇雅となら人生をやり直してもいいらしい。