ヘタレな俺の恋

恋のリベンジします!


玄関から、リビングに通されたのは

15分後



シェアハウスの住人


小城 茜 さんは、現役モデル25歳
結とは、イベント?で知り合った

元山 梨花 さんは、スタイリスト28歳
茜さんと仲良し、結のファン?

緒方 賢太郎 さんは、21歳
Y大学 野球部 俺の先輩で結の研究に
協力し、仲良くなる


茜さんがビデオを見せてくれた


ファッションショー


ステージに現れたのは、可愛い妖精!!
いえいえ、結!!

髪をアップにして、ふわふわに巻いてある

痣とか見えないように、隠されてるけど

かなりの露出!

ニコニコしながら、くるっと回ったり

おまけに、ランウェイ?では、ウインク


少し早送りして


今度は、左目に眼帯、クールな服に
クールな表情、唇に当てる人差し指がカッコイイ

睨むような、挑発的な目も良かった


「へーこんなんだったんだねぇー」

全く、他人事な結

「コレ見て、梨花がナナに服を選びたいって、うるさいのよ!!」

「あら!茜だって!ナナをモデルにしたいって、うるさいのよ!!」

「まさか、2人が騒いでた、ナナが七瀬さんだとはね……
世間は、狭いね……」

友達から、頼まれてモデルをしたのが
1年前
T美大卒業制作発表で、眼帯だけの予定が
代役で妖精もしたらしい

その時の審査員が茜さんだった


なんだかんだあったけど

俺達は、シェアハウスに入居することにした

徐々に片付けをして
野球部に手伝ってもらって、結と俺の荷物はあっさり運び出された

何も無くなった部屋で結が言った

「さみしいね……」

結の横で頭を撫で、そっと抱き寄せ

「さみしいな……」

俺も言った

東京に来て、結から聞いた初の弱音かも


この部屋を出る前に

結に言いたかった


「瑠美と別れたから……」


「そっか……」


結の返事は、俺達が元に戻らない

そう言っているようで


普通に考えたら、俺のしたことは

酷すぎて

当たり前の反応だ……


それでも、結をつなぎ止めておきたくて

結のおでこにキスをした

いつも通り、驚いて上げた顔

唇にキスをした


「もう一度、恋していいかな?」

「/////ずるいよ」

「だめ?」

「しっ……しらない!!」


逃げられた……





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