闘争少女【前編】完




『………??!』


「えぇっ♪!!」




そこにはいつもの白金の髪色はなく
漆黒の黒髪に普段では着ているところを
見たことのないブレザー姿のシロが居た



「よし!これで全員揃ったな!」


「イ、イイイスズ〜〜!

何このイケメン揃いは!
こんな友達居たんなら紹介してよ〜〜」


『……………………』




隣で私の肩に手をバシバシと
叩きながら興奮しているリノ
私はもう何が何だかわからない…


目の前にいるカメ以外みんな知らない


いや見たことがない




そしてみんな席に着き
前にアカツキ、バル、ウォーカー、シャノの
順で座り
私の左隣になぜかシロガネ、右にリノ
コゲの順で座ることになった





「えーと…では改めて
私は聖華女学院の1年リノっていいます!

イスズと同じクラスです♪♪


今回の聖華の80周年記念球技大会の
実行委の委員として
今日皆さんに集まってもらったんですけど…」


「特別枠だよな?」


「はい!今回は例年の4種目から
2名づつ参加していただくんですが…


一応助っ人とゆう形なので相手は女子ですし
あまり本気を出さず
みんなが楽しい面白いと思ってもらえるような大会にしたいと思ってます!


もちろん…見せ場でもあるので
みなさんの好きなように見せ場を作っていただいてもかまいません(ニコ)」



「なるほど……

いや〜女子の前だとちょっとカッコつけたくなるよな〜(笑)」


「確かにわからないこともない」


「ツキはいつもゲームみたいに
誰かにやられて笑われておしまいだよ」


「ぶ(笑)それおもしれーな(笑)」


「は?んだと、シャノ…てめーもういっ…」


『ゴホンッ!……(睨)』


「すいません」


「ごめん……」



ツキがシャノの胸倉を
掴もうとする瞬間に咳払いをし落ち着かせた



隣のシロを横目で盗み見る……
今日はどこか雰囲気がいつもと違う
ずーと外を見てるし
ここに来て1回も口を開いていない




リノは他の5人に
球技大会についての説明をしている




『……………………』


ジー…__



とシロを見つめる
するといきなり頭に重みが増す



「ふ(笑)見つめすぎ…
そんなに見られっと結構はずいんだけど?」



『………ぁ』



「どした?」


『………っ…な、んでも、ない』





いつもの小さい子を
あやすように私の頭を優しく撫でるシロ


いきなりのことすぎて言葉が出ず
のどが詰まる自分……

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