パラサイト・ラブ
病室に戻ると、そこには同じく課長職で同期の菅田昭博(すがたあきひろ)がいた。
「よう、生きてたか?」
「失礼ね。この通りピンピンしてるわよ」
「そのようだな。ま、お前に死なれたら俺は困るけど」
「なによそれ。それより仕事の進み具合はどう?」
私が残してきた案件は、菅田が引き継いで進めてくれている。ライバルでもありながら信頼がおける同期がいて本当に良かった。
「あぁ、そっちは大丈夫だ。戻ってきたら寝る間も惜しんで働いてもらうから覚悟しとけよ」
「了解。明後日には退院出来るから任せて」
「そうか…。じゃ、その日は車で迎えに来てやるよ」